サニブラウンが史上最年少で200m決勝進出も7位に終わる

最後は負けはしましたが、2020年での活躍は期待できる走りでした。

世界陸上で行われた男子200m予選で日本のサニブラウン・ハキームは、

18歳5ヶ月という史上最年少での決勝進出を決めました。

この記録は、12年前にウサイン・ボルトが記録した

18歳11カ月を塗り替えたというからスゴイですね。

末續慎吾が2003年の世界陸上で銅メダルを獲得して以来

なかなか日本人が突破できなかった決勝の壁ですが、

日本の大器が久しぶりに大仕事をやってのけてくれました。

サニブラウンが、ボルトの記録を抜いて史上最年少で決勝進出できたのには、

いくつかの要因が重なったんじゃないかと私は考えています。

まず、スタートからゴールまでスピードが落ちなかったことです。

彼の課題は、海外勢に比べて前半でスピードに乗れないところでした。

この弱点を克服するために、スタートの飛び出しを鋭くする練習をしたとか。

今では、この素早いスタートからグングン加速できるようになり、

今回の世界陸上の男子200m予選でも序盤からスピードに乗っていました。

ゴール前のラストのスピードも維持できていたと思います。

そして、一番外の9レーンを走れたのも決勝進出の一つの要因でしょう。

一番前の位置からスタートする9レーンを走ることで、

周りの選手が見えないので、自分の走りに集中できたはずです。

また、レース時は結構な量の雨が降っていましたが、

傾斜の関係で1レーンは9レーンより低い位置にあるため、

内側のレーンには雨が溜まりやすくなります。

サニブラウンは、一番外の9レーンスタートだったので、

あまり雨が溜まっておらず、走りやすかったんじゃないでしょうか。

あと、今回の世界陸上で使用されている競技場は、

屋根が内側にかなりせり出した形状をしています。

この屋根のおかげで、9レーンのサニブラウンは雨に濡れにくくなり、

スタート直前の待ち時間で体が冷えずに済んだと思います。

もちろん、サニブラウン自身の能力の高さがあったからでもありますが、

これらのいくつかの要因が好走を後押ししたとも言えるでしょう。

決勝こそ最後に伸びを欠いて7着に終わってしまいましたが、

あと3年でどれぐらい成長するか今から楽しみでなりませんね。