キタサンブラックが武豊の好騎乗で天皇賞(春)連覇

第155回天皇賞(春)で、武豊騎手騎乗のキタサンブラックが、

他馬の追随を許さない横綱相撲で、昨年に続く連覇を達成しました。

今年の天皇賞(春)は、2強と言われていたキタサンブラックと

サトノダイヤモンドの一騎打ちムードが漂っていたんですが、

そのムードを一気に吹き飛ばすような見事な走りだったと思います。

成長著しい4歳馬サトノダイヤモンドが、昨年暮れの有馬記念に続き、

キタサンブラックを返り討ちにするんじゃないかとも言われていましたが、

実際には、キタサンブラックの方が一枚も二枚も上手でしたね。

加えて、武豊騎手の手綱さばきも素晴らしかったと思います。

レースは、スタートしてヤマカツライデンが大外からハナを切り、

そのまま後続を10馬身ほど引き離して大逃げの展開になりました。

でも、武豊騎手は落ち着いていましたね。

ヤマカツライデンには無理してついて行かずに、

自分ペースを守って2番手で追走していました。

まあヤマカツライデンがただ1頭だけかなり飛ばし、

1000メートルの通過タイムが58秒3というハイペースだったので、

実質2番手のキタサンブラックが逃げているような感じでした。

ところが、こんな厳しいレース展開にもかかわらず、

武豊騎手は早めにロングスパートを仕掛けたんです。

キタサンブラックは、昨年よりもかなり成長していたので、

馬の強さを信頼して自信を持って騎乗しているようでした。

おそらく、海外遠征など今後の事も考えて、

敢えて厳しいレース展開を経験させたんだと思います。

その名手の期待に見事に答えてみせたキタサンブラックは、

あの怪物ディープインパクトのレコードを0.9秒も上回る

3分12秒5という驚異的なレコードタイムで優勝したんです。

今回の天皇賞(春)連覇で現役最強馬の称号を手にしたことにより、

いよいよ秋のフランス凱旋門賞出走プランが現実味を帯びてきました。

一応、次走の目標は春のグランプリ宝塚記念ですが、

おそらく、そこでも勝って凱旋門賞に向かうことが予想されます。

実際、天皇賞(春)を連覇した翌日の5月1日には、

凱旋門賞に登録したことが発表されました。

今後の馬の状態によっては出走断念もありますが、

北島三郎オーナーもとても前向きに考えていらっしゃいますし、

順調に行けば、予定通り凱旋門賞に挑戦するでしょう。

凱旋門賞への挑戦は、そんなに簡単なことではありません。

スタートラインに無事に立つことすら結構難しく、

過去に多くの日本馬も出走を断念したケースがあります。

でも、何だか今のキタサンブラックを見ていると、

大偉業を成し遂げてくれるじゃないかと期待せずにはいられません。

とにかく、次走の宝塚記念でも強い勝ち方をして、

無事に凱旋門賞へ向かえることを祈りたいですね。